お酒の豆知識
豆知識:ワインの価値
ワインの値段はどうしてこんなに違うのでしょうか。高いワインはおいしそうですが、だからと言って、1本1万円のワインが、1000円のワインより10倍おいしいという訳ではありません。ワインに高い値がつくのは、造り手の知名度、保管状態のよさ、人気、希少性などいくつか理由があります。
その一方で、安いワインは安い労働力により大量生産で安定的に造られるから安いというのが一般的です。しかし、設備など減価償却を含めて製造原価を考えると、超高級ワインと安ワインとの間に何十倍もの違いはありません。
値段がはねあがる要素となるのは、上記の4つを含めたブランド(付加価値)によるものです。
知名度・人気度も最高ランクの赤ワイン
☆ ロマネ・コンティ Romanee-Conti
ブルゴーニュのわずか1.8haから生まれるワインで、二千年前から続く、伝統的な栽培と醸造により造られています。その味わいには力強さ、複雑さ、華やかさ、繊細さ、堂々とした風格など、すべての要素が備わってます。造り手はDRC「ブルゴーニュの神様」「神の手を持つ男」などの呼び名を持つ伝説の造り手
☆ アンリ・ジャイエ Henri Jayer
「ワインは人生に喜びを与えるもの」という思想を持ち、それを体現した芸術家のような醸造家。科学技術でワインは造れないという考えから、土地や気候を研究して土地ごとの個性を引き出すワイン造りを追及した。自然と共生するワイン造りは、繊細かつおおらかで天地のエネルギーに満ちた味わいを生み出した。
豆知識:ボルドーワイン五大シャトーについて
1855年に行われたフランス万博格付けで1級に認定されたラフィット、ラトゥール、マルゴー、オー・ブリオンの四大シャトーに加え、1973年に1級に格上げされたムートンを加えたボルドーの五大シャトーのことを指します。
数々の歴史上の舞台に登場した伝説的なワインのシャトーであるシャトー・ラフィット・ロートシルト、五大シャトーの中では最も力強い男性的ワインと言われるシャトー・ラトゥール。反対に最も優美で女性的といわれる人気のシャトー、シャトー・マルゴー。五大シャトーで唯一ボルドー市内に隣接したグラーブ地区にあるシャトー・オー・ブリオン。毎年変わる著名画家によるアートラベルで有名なシャトー・ムートン・ロートシルト。
当店の買取ワインの中でも五大シャトーのものは特に高価買取です。
<ボルドーワイン五大シャトー>
- シャトー・ラフィット Chateau Lafite
- シャトー・ラトゥール Chateau Latour
- シャトー・マルゴー Chateau Margaux
- シャトー・オ・ブリオン Chateau Haut Brion
- シャトー・ムートン・ロートシルト Chateau Mouton-Rothschild
豆知識:醸造酒と蒸留酒の違いとは
醸造酒(じょうぞうしゅ)とは、原料を酵母によりアルコール発酵させて作られた酒。
蒸留などの作業を経ずに、基本的にアルコール発酵させたままの状態で飲まれるものをいいます。一般に、蒸留酒に比べアルコール度数は低く、アルコール発酵を行う微生物が、自らが作り出したアルコールによって活動を阻害されてしまうことに由来します。
醸造酒は、単発酵と複発酵に分けらます。単発酵酒は、糖分を含む果実などを原料にした酒、例えばワインやシードル、馬乳酒などになります。複発酵酒は、穀物を発芽させて、デンプンを糖化する場合の2種類があります。糖化とアルコール発酵の2つの工程により作られる酒を複発酵酒といい。ビールや日本酒などがこれに含みます。
また、蒸留酒(じょうりゅうしゅ)とは、醸造酒を蒸留したものになります。基本的にはアルコール度数が通常40%前後と高く、雑味成分がほとんど残っておりません。
従いまして、保管状態さえ良ければ、10年あるいはそれ以上長期間経過しても、中味に変化はほとんどありません。なお、世界各地に様々な蒸留酒が存在します。
<世界の蒸留酒>
アクアビット、アラック、アルヒ、アラック(ウォッカ)、泡盛、焼酎、ウイスキー、ウォッカ、カシャッサ(ピンガ) サトウキビ ラム酒、キルシュヴァッサー、コルン、ジン、 スピリタス、ソジュ、テキーラ、白酒(パイチュウ)、茅台酒(マオタイ酒)、ブランデー、アルマニャック、カルヴァドス、グラッパ、コニャック、シンガニ、ピスコ、メスカル、ラク、ラム酒、ワラギ等